18 宇津木緑地保全地域
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指定データ
指定年月日 | 平成4年2月11日指定、平成9年3月18日区域変更 |
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位置 | 八王子市北部に位置する宇津木町の地区 |
面積 | 52,402.64平方メートル |
自然の概要
多摩川の右岸で加住丘陵の先端に位置し、多摩川鳥獣保護区域内にある。区域のほぼ半分はコナラ、クヌギの雑木林が分布し、そのほか、スギ、ヒノキの植林、モウソウチク林、アズマネザサやススキの草地、果樹園、畑などが散在する変化に富んだ植生である。
保全の方針
雑木林と畑等が混在する里山景観を保全する。
指定時の植生
番号 | 植生名 | 現況 |
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4 | シラカシーコナラ群落 | 区域の西側に分布する小規模な植生で、高さ13m前後のシラカシが優占し、コナラ、ケヤキが混じる樹林である。 |
6 | ケヤキーシラカシ屋敷林 | 屋敷林として利用されていた樹林で、植栽起源のケヤキやシラカシが高木層を占めるほか、隣接した林分からモウソウチク等が侵入し、生育している。 |
19 | コナラ-クヌギ群集 | 区域のほぼ半分を占めるコナラを主体とする樹林である。 コナラが優占するほか、アカシデ、クヌギ、ヤマハンノキ、ウワミズザクラ等が見られ、多種の低木、草木が繁茂している。 |
23 | ニセアカシアーコナラ群落 | 区域の西北端にごく小規模見られる。 ニセアカシアが優占し、これにコナラが混じる樹林である。 |
26 | スギ・ヒノキ植林 | 区域の中央部及び東側に見られる。 中央部はスギが優占し、これにヒノキが混じる樹林である。東側は敷地境界として列植されたものである。 |
28 | モウソウチク林 | 区域の西側斜面下部と西北端に見られる。 一部にスギが混じるほか、ヤブラン、シラカシ、イヌツゲ、アオキ、シュロ等が見られるものの、わずかな植被に抑えられている。 |
30 | ススキーアズマネザサ 群落 |
区域西側の果樹園の耕作放棄畑と区域東部に2か所見られる。ほとんどアズマネザサが優占しているが、一部ススキが優占する区域もある。 |
35 | 耕作畑雑草群落 | 現在耕作中の畑である。 |
38 | 落葉果樹園 | 区域の東側と西側にまとまって分布し、クリ畑やウメ畑として経営管理されている。 |
その他
FoE Japanが保全活動を行っている。
活動内容:萌芽更新地の管理、竹伐採、植栽など
記事ID:021-001-20231206-009177