屋上緑化の推進
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「屋上緑化の支援」
東京都は、屋上緑化についての助成金制度などは行っていません。
なお、公益財団法人東京都公園協会(http://www.tokyo-park.or.jp)では、東京都都市緑化基金による、緑化に関する助成制度(協会ホームページ「 助成事業のご案内(外部サイト) 」を参照)を行っています。
また、区や市で独自に助成金制度を行っている自治体もあります。詳しくは当該の自治体にお問い合わせください。
「屋上緑化の効果」
- ヒートアイランド現象の緩和
近年、都心部における気温が上昇する「ヒートアイランド現象」が生じている。その原因は「緑の喪失(建築物等の人工物で土地を覆うこと)」と「都市活動に伴う排熱」である。
平成7年度の東京都環境科学研究所のシミュレーション結果から推定すると、夏場の最高気温は緑の喪失により1.4℃程度(寄与率が78%)、都市活動に伴う排熱により0.4℃程度(寄与率が22%)上昇していると考えられる。その対策として「屋上等緑化」は極めて有効である。 - また、平成15年度に行われた屋上緑化技術調査でも、屋上緑化によるヒートアイランド現象の緩和効果が確認されている。
*東京都環境科学研究所(http://www.tokyokankyo.jp/kankyoken/)の屋上緑化関連サイトは こちら(外部サイト) ) - ビルの省エネルギー等
屋上緑化や壁面緑化には、ビルの外壁に設ける断熱材と同じ断熱効果や紫外線等による建築物の劣化防止効果があり、ビルの空調等の省エネやビルの長寿命化ができる。 - 大気浄化
緑には、NOx 等を吸収したり、酸素を供給するなど大気の浄化機能があるが、市街地の地上部分には新たな緑化余地がなく、現在以上に緑を増やすこと(区部の現状緑被率22%)は困難である。屋上等緑化で市街地に緑を増やすことによりその効果が高まる。 - 屋上等緑化によって現在以上に緑を増やすことにより、都市景観の向上、日常的な緑とのふれあい、鳥や昆虫を呼び戻すことによる自然性の回復等の効果が高まるとともに、二酸化炭素の吸収量の増加により地球温暖化対策への貢献ができる。
記事ID:021-001-20231206-008423