17 氷川台緑地保全地域

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指定データ

指定年月日 平成元年12月15日指定
位置 東久留米市北部に位置する氷川台一丁目の地区
面積 10,097平方メートル

自然の概要

荒川の支流である黒目川を南に見る台地上に位置する緑地で、区域全体がコナラを主体とした樹林におおわれている。西側の切り通しを走る西武池袋線をはさんで小山緑地保全地域と近接している。

保全の方針

基本的に明るい雑木林として保全していくが、雑木林の一部は比較的自然度の高い、常緑樹の混じった林にしていくほか、緩衝植栽を設けたり、林内の一部に草地状の開けた空間を作る等環境の多様性を高めることとする。

指定時の植生

番号 植生名現況 現況
19 コナラ-クヌギ群集 区域全体がコナラを主体とする雑木林である。
高木層は15~18mほどで、コナラが優占し、アカマツ、イヌシデ、クヌギ、ヤマザクラ、列植されたサワラが混じる。
亜高木層は高さ7~10mで、エゴノキを主体とするが、被度は小さい。
低木層以下はシラカシ、ヒサカキ、アオキ等の常緑種が主体となり、落葉種も見られるが、全体的に貧弱な植生である。
また、林縁には、ノブドウやヤブガラシ、カラスウリ等が生育する。

その他

東久留米自然ふれあいボランティアが保全活動を行っている。
活動内容:草刈、竹伐採、枯枝除去など
また、西武池袋線東久留米駅を起点とし、この地域のほか東久留米金山緑地保全地域、小山緑地保全地域などを巡る「 雑木林のみち 小山・金山コース 」が整備されている。

記事ID:021-001-20231206-009176