東京の会社がとりくんでいること。
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地球温暖化による「危険な気候の変化」を少なくするためには、CO2を出す量をへらさなければいけない。
そのため、東京都は、みんなが産まれる少し前くらいに、たくさんのCO2を出している会社へのルールをつくったんだ。
それは、東京都内で、たくさんCO2を出している大きな会社に対して、「これくらいのCO2を、かならずへらしてください」という目標をきめたルールだよ。「東京キャップ・アンド・トレード制度」というもので2010年からはじまっている。もしこのルールが守られないときは、罰もある、とてもきびしいものだよ。
だけど、会社によっては、いろいろな理由で、ルールできめた量までへらせない時があるかもしれない。その時には、よりたくさんへらした会社に、お金をはらって、へらした量をわけてもらい、じぶんの会社でへらしたものとしてカウントする、こともできる。
「カーボンプライシング」といって、CO2を出す量に値段をつけることで、地球おんだん化の原因になるCO2をへらしていこう、というかんがえかたなんだ。
このルールができてから、たくさんの会社ががんばったよ。
おおくの会社が、じぶんの建物で省エネをすることで、ルールできめた量までCO2をへらすことができた。そしていまも、CO2をへらすことに、とりくみつづけているんだ。
また、東京都は、地球温暖化による「危険な気候の変化」を少なくするため、東京の会社と協力しながら、会社にへらしてほしいCO2の量を、さらにおおくしていくよ。
「企業の社会的責任」という言葉を聞いたことがあるかな?
少しむずかしい言葉だね。かんたんにいうと、会社は、社会にべんりな商品やサービスを提供することで利益をあげるとともに、社会の一員として、環境をまもること、会社で働くひとや消費者などにとって、世の中がよくなっていくように行動する責任がある、という考え方。
会社の活動で、私たちの社会が、キミたちやキミたちのこども、もっと先の世代まで、くらしやすい世の中にしていく、ということだよ。
そしてそのことが、その会社の価値をきめる大きなポイントにもなっているよ。
みんなもお買いものをするときに、がんばっている会社を応援することができるよ。おうちの人と「エシカル消費」や「フェアトレード」といった言葉を、インターネットなどでしらべてみてね。
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