食品のロングライフ化による食品ロスの削減（令和3年度）

東京都は「ゼロエミッション東京戦略」において、2030年食品ロス半減、2050年食品ロス実質ゼロを目標に設定し、2021年3月に「東京都食品ロス削減推進計画」を策定しました。

　食品には賞味期限や消費期限があり、生産から消費に至る様々な段階で期限切れとなって廃棄されています。先進技術を活用し、食品の保存期間を延ばす高度な包装技術や冷凍技術等をサプライチェーン全体に広げていくことは、食品ロスを削減する上で非常に有効であり、このような食品のロングライフ化技術を活用した新たなビジネスモデルの創出と社会実装が重要です。
　
　都は令和3年度に以下の2事業者と連携し、食品のロングライフ化による食品ロスを削減するための実証事業を行いました。成果を基に活用を促進してまいります。

・冷凍パン専門店「時をとめるベーカリー」
　事業者：株式会社ハットコネクト
　内　容：中小ベーカリーの総菜パン・菓子パン等を入荷し、特殊冷凍することで、保存期限を
　　　　　延長し、販売時のロスを削減
　　　　　報告書はこちら（PDF：3,732KB）

・急速冷凍食品の自動販売機での販売実証
　事業者：株式会社三菱総合研究所
　内　容：飲食店にて調理した食品を急速冷凍機により高品質に凍結し、自動販売機で品質を
　　　　　保ったまま販売することで食品ロスを削減
　　　　　報告書はこちら（PDF：4,634KB）