フードテックを活用した食品ロス削減推進事業(令和5年度)

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 東京都は、「『未来の東京』戦略ビジョン」及び「ゼロエミッション東京戦略」において、2030年までに2000年度比(約76万トン)で食品ロス量を半減する目標を掲げ、様々な取組を推進しています。
 フードテック(食の先進技術の総称)を活用し、スタートアップ等と連携しながら、食品ロス削減に寄与する新たなビジネスモデルの創出と社会実装を推進するため、令和5年5月に、「フードテックを活用した食品ロス削減推進事業」を公募していましたが、今年度は以下の事業を採択しました。

1 採択事業

(1)都内における冷凍技術を活用した食品ロスの有効活用および食の支援による地域貢献の実現
  事業者:株式会社ローソン、ネッスー株式会社
  内 容:コンビニエンスストアの売れ残り食品を急速冷凍して寄贈することで、食品ロス削減
      と地域の食支援を両立すると同時に、寄贈不可能な食品はリサイクルすることで、店
      舗として食品廃棄物を一切排出しない「食品廃棄ゼロコンビニ」を創出

(2)デジタルマーケティング及び冷凍等の技術を活用した業務用食品等の食品ロス削減事業
  事業者:株式会社クラダシ
  内 容:食品ロスになる可能性がある業務用食品・食材を冷凍弁当等にアップサイクルし、オ
      ンライン等で販売

2 今後の進め方

(1)採択された事業の応募者(以下「事業者」という。)と都との間で協定を締結した上で、
  事業を実施します。

(2)事業者は、協定で定めた期限までに、事業で得られた成果や今後広く普及させるための課題
  について整理し、報告書として取りまとめます。
   都は、当該報告書を公表し、社会への実装を図るため、都民や他の事業者に対して広く周知し
  ます。

(3)本事業の成果を踏まえ、新たな課題の解決を図りながら、社会への実装を目指します。

記事ID:021-001-20231226-010334