36 町田関ノ上緑地保全地域

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指定データ

指定年月日 平成8年2月29日
位置 多摩丘陵の南東端、町田市の北部に位置する野津田町字関ノ上地区と
同所字並木地区にまたがる地域
面積 16,171平方メートル
 

自然の概要

多摩丘陵の南東端にあり、近接する野津田緑地と一体となってまとまった樹林の景観をなしている地域である。
地域のほぼ全域をコナラ、クヌギの雑木林が占め、そのほかスギ、ヒノキの植林地、クマシデ林やススキなどの草原が混じる。

保全の方針

コナラ、クヌギの雑木林と、スギ、ヒノキの植林地からなる里山の景観を保全する。

指定時の植生

 
番号 植生名 現況
19 コナラ-クヌギ群集 地域内の斜面に広範囲に分布している。
高木層は10~12mで、コナラ-クヌギが優占する。
亜高木層はあまり発達しておらず、低木層は ほぼアズマネザサが優占する。草本層は比較的発達しているが、低木層にヒサカギが多い区域では、ほとんど見られなかった。
23 クマシデ群落 地域北西部の斜面の一部に分布している。
高木層の高さは15m程度でクマシデが優占し、そのほかにミズキ、コナラが混生している。亜高木層もクマシデが優占しており、低木層は発達していないが、草木層 にアズマネザサが繁茂しているほか多種類の植物が見られる。
クマシデが植林された後に放置されたと考えられ、現在は在来種の侵入により自然の組成へと近づきつつある。
26 スギ・ヒノキ植林 地域北東部の斜面にまとまって分布している。
高木層は12~15mで、亜高木層は発達しておらず、低木層、草本層は発達している林分と発達していない林分がある。
隣接する養護学校の教育の一環としても利用されている。
30 アズマネザサ群落 地域北部に小規模に分布している。
群落高は4mでアズマネザサが密生しており、フジ等つる性の植物のほか、ジャノヒゲやヒサカキ等が混生している。
36 耕作放棄畑雑草群落 地域北部に小規模に分布している。
現在も耕作がされている畑である。周囲にはヒカゲイノコズチやヨモギなどが繁茂している。
記事ID:021-001-20231206-009194