21 八王子大谷保全地域

更新日

指定データ

指定年月日 平成5年3月5日指定、平成8年5月31日、平成9年12月16日、
平成23年3月23日区域変更
位置 八王子市の北部に位置する大谷町の地区
面積 31,186平方メートル

自然の概要

八王子市の北部の加住丘陵先端部に位置する北側斜面の樹林である。全域がコナラ、クヌギの雑木林に覆われている。古くから農用林として経営管理され、現在も下刈や落ち葉かきなどの管理が定期的に行われている。林床には、ほぼ全域にアズマネザサが見られるが、下草刈り等が行われている区域には、ヤブラン、キツネノカミソリなどが生育している。
また、斜面下部にはもと湧水があったと思われ、かなり湿潤な土壌となっている区域がある。

保全の方針

基本的に明るい雑木林として保存する。

指定時の植生

番号 植生名 現況
19 コナラ-クヌギ群集 全域がコナラを主体とする雑木林である。
高木層は、高さ13~15mでコナラが優占し、クヌギ、エゴノキ等が見られる。
亜高木層は高さ7~9mで、コナラ、アカシデ、エゴノキ等が混じり、低木層にウグイスカズラ、イヌツゲ、ムラサキシキブ等が見られる。
草本層は高さ0.8m、チヂミザサ、アズマネザサ、コゴメウツギ等が優占し、アオキ、ガマズミ、ミズヒキ等が見られる。下草刈り等の管理が行われている部分では、ヤブラン、キツネノカミソリあどが生育している。
全体的に萌芽更新してからあまりたっておらず、若い木が目立つが、密生しているため林内はやや暗くなっている。

その他

八大緑遊会(HO Greenery Club)が保全活動を行っている。
活動内容:草刈、伐採、環境講座支援など


 

東京グリーンシップ・アクション
企業・NPO等と行政が連携して、保全地域で自然環境保全活動を行っています。

記事ID:021-001-20231206-009180