3 海道緑地保全地域
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指定データ
指定年月日 | 昭和50年12月26日指定、平成4年3月24日区域変更 |
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位置 | 武蔵村山市の西南部に位置する伊奈平四丁目地域 |
面積 | 86,730平方メートル |
自然の概要
武蔵村山市の西南端にあり、一団のまとまりをもった武蔵野特有の平地林で、古くから当地一帯の防風林として保存されてきた。植生はほぼコナラが優占する落葉広葉樹林で、草本類も豊富である。近年、道路の整備、住宅地の造成など、市街化が隣接周辺まで及んでいる中で、残された貴重な自然地である。
保全の方針
現況の樹林地を武蔵野の平地林の典型としてそのまま保全することを基本とする。また、一部の地区(都有地)に、自然の遷移を観察するための調査研究地区を設け、厳正な保全を図る。
指定時の植生
番号 | 植生名 | 現況 |
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19 | コナラ-クヌギ群集 | コナラ及びクヌギを主体とした雑木林である。下刈りが行われるなど、比較的良く管理されている。 高木層は高さ15m程度でコナラが優占し、クヌギ、アカマツが混じる。 亜高木層は高さ7~10mでエゴノキが見られ、低木層は高さ1~3mでガマズミが優占する。 草本層はノガリヤスなどが見られるほか、木本の実生や幼樹がかなり多く見られる。 |
20 | コナラ-クヌギ群集 アカマツファシース |
アカマツとコナラの優占する林で、部分的にはアカマツ林といえるほどアカマツが多い場所もある。コナラ、アカマツとも10~12mで樹高に差異はない。 低木層はコナラ、ガマズミ、エゴノキなどが中心となり、多くの種類が見られる。 草本層はノガリヤスなどが見られるほか木本の実生や幼樹がかなり多く見られる。 |
その他
特定非営利活動法人樹木・環境ネットワーク協会(聚)が保全活動を行っている。
活動内容:草刈、ツル切り、植生調査など
記事ID:021-001-20231206-009162