身の回りにあるVOC製品

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VOCってどこからでてくるの?

VOCは、ものを溶かす性質・乾燥性などの優れた性能や経済性の点から様々な用途に使われており、「つくる」、「はこぶ」、「売る」、「つかう」のどこからでも発生しています。

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都内のVOCの年間排出量約5万トンのうち、一般家庭やオフィスからの排出量は約1.2万トン(23%)と推計されており、大きな割合を占めています。

 

 工場や事業場などから排出されるVOCについては、法令による規制や事業者の自主的な取組による削減が行われています。さらなるVOC排出削減には、現在法規制の対象外となっている一般家庭やオフィスでの自主的な取組が必要です。

一般家庭やオフィスで使用される主なVOC製品

 都内の一般家庭やオフィスから排出されるVOC量について、平成22年度に実施した推計調査(※1)では、エアゾールスプレーのガス(可燃性のもの)、家庭用塗料、接着剤、医薬品・化粧品、防虫剤などが大きな割合を示していました。

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VOCを減らす暮らしの工夫とは?
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VOCについての認定基準を持つ環境ラベルをご紹介します!

※1 一般家庭やオフィス等から排出されるVOC量推計調査(平成22年6月解説資料)(PDF:272KB)

VOC製品の使用に伴うリスク

 VOCは、便利な暮らしに欠かせない様々な製品に使用されていますが、その反面、製品に記載されている使用上の注意を十分守らずに使用することで、人体への健康被害や、火災などの事故につながる危険性があります。

(1)臭気の問題、シックハウス症候群

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 塗料や接着剤に含まれるVOC は、それ自体でも臭気として感じられます。室内で大量に使用すると、悪臭が発生するだけでなく、大量に吸込むことで急性中毒が生じる場合があります。
 また、このVOC 成分には、シックハウス症候群の原因物質(※2)が含まれている場合があります。これにより、目・鼻への刺激や、頭痛・めまいを引き起こすことが知られています。
※2 トルエンやキシレン、エチルベンゼン、ホルムアルデヒドなど

(2)火災

 VOC の中には、可燃性ガスや引火性の液体もあります。これらは、近くに点火源があると引火・爆発が起こり、思わぬ大事故に繋がります(※3)。
※3 VOC の種類によっては、ニオイがないため、周囲に滞留していることに気づかず、ライターやコンロなどで引火・爆発する事故が起こった事例もあります。

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シックハウス症候群については、こちらもご参照ください。

室内環境保健対策のページ(保健医療局)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kankyo//kankyo_eisei/jukankyo/indoor/index.html(外部サイト)

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記事ID:021-001-20231206-009317