アカミミガメ・アメリカザリガニについて
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アカミミガメ・アメリカザリガニは「条件付特定外来生物」です
▶「条件付特定外来生物」とは
「条件付特定外来生物」は、外来生物法に基づき特定外来生物に指定された生物のうち、
通常の特定外来生物の規制の一部を、当分の間、適用除外とする(規制の一部がかからない)生物の通称です。
法律上は「特定外来生物」となります。
現時点では、アカミミガメとアメリカザリガニの2種のみが指定されています。
▶アカミミガメとアメリカザリガニの規制内容
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捕獲 | 飼育 | 無償譲渡 | 放出 | 販売・頒布・購入 |
出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/regulation/jokentsuki.html)
アカミミガメとアメリカザリガニは、一般家庭等での飼養等や少数の相手への無償での譲渡し等については許可無しで行うことができます。
しかし、販売・頒布を目的とした飼養等、販売・頒布・購入、輸入、野外への放出等については、通常の特定外来生物と同じく規制がかかります。
▶アカミミガメとアメリカザリガニの飼育について
・原則は終生飼養
一度飼い始めたペットは最期まで大切に飼うことが飼い主としての責任です。一般家庭においては、引き続き飼うことができますので、絶対に野外に放出せずに、最後まで大切に飼い続けてください。
・飼育の継続が困難な場合について
やむを得ない事情により飼育の継続が困難となった場合には、引取り先を探して、責任をもって飼える方に譲渡を行ってください。頒布に当たらない無償譲渡については規制の対象外ですので、法的な手続きは不要です。
この際、譲り渡す相手に、アカミミガメ・アメリカザリガニが条件付特定外来生物に指定されており放出が禁止されることを伝えた上で、譲り渡す相手がアカミミガメ・アメリカザリガニを逃がさずに適正に飼えるかどうかの確認の上、譲り渡してください。
・終生飼養ができず、譲渡し先も見つからない場合
終生飼養ができず、上記の努力を最大限行っても譲渡し先が見つからなかった場合には、殺処分することもやむを得ません。そうしなくて良いように、最後まで責任をもって飼うこと、飼い始める前によく考えてから飼うことが大事です。
殺処分しなければならない場合には、適切に処分できる者に依頼するといった対応により、薬殺や冷凍などのできる限り苦痛を与えない適切な方法で行ってください。冷凍については専用冷凍庫での実施が望ましいですが、やむを得ず家庭用冷凍庫で行う場合は、食材と個体が触れないようにし、厳重に包装ししっかり消毒を行うなど、食中毒に十分ご注意ください。
※東京都では個体の引取り等は行っていません
その他、アカミミガメ・アメリカザリガニの規制の詳細については環境省のwebページ「日本の外来種対策」をご覧ください。
環境省 アメリカザリガニ・アカミミガメ相談ダイヤルについて
規制の内容や飼養等に関する問合せに対応するため、環境省がアメリカザリガニ・アカミミガメ相談ダイヤルを開設しています。
環境省 アメリカザリガニ・アカミミガメ相談ダイヤル
TEL:0570-013-110(午前9時から午後5時まで)
土日祝日を含む毎日(ただし12月29日~1月3日を除く)
※一部機種では利用できないため、その場合は「06-7739-7899」に御連絡ください。
※通話料は発信者の負担となります。
普及啓発ツール
東京都では、アカミミガメ・アメリカザリガニの防除対策を推進するため、普及啓発のツールを作成・公開しています。
本ツールをご活用いただき、アカミミガメ・アメリカザリガニ防除対策の一助となれば幸いです。
▶普及啓発ポスター
▶実務者向け対策推進のための手引き
東京都では、自治体・公園管理者・環境保全NPO などの実務者に向けて、防除や普及啓発を行うための知識や情報をとりまとめた「東京のアカミミガメを減らそう!スリーアクション+〜実務者向け対策推進のための手引き〜」を作成しました。
(こちらからダウンロードいただけます)(PDF:7,567 KB)
▶普及啓発動画
・長編
【アカミミガメ捕獲大作戦】シリーズ
・短編
【アカミミガメをSTT(S=知る T=捕る T=続ける)】シリーズ