~ 注意喚起 ~

更新日

 【ヘビにご注意ください】
東京都内にも、マムシやヤマカガシなど毒をもったヘビが生息しています。
山林や河川の草むらには不用意に入らないようにご注意ください。
ヘビを見つけても、かまれる危険がありますので、むやみに近づかないようにしてください。
しばらくすると、ヘビは別の場所に移動しますので、刺激せずにそっと離れてください。

もし、マムシやヤマカガシと思われるヘビを発見した場合は、発見場所の施設管理者等へ連絡してください。

なお、マムシやヤマカガシなどのヘビは在来の野生動物ですので、都では捕獲や駆除等は行っておりません。
もし、ヘビが家の中に入ってしまうなど、捕獲や駆除が必要な場合は、駆除業者にご相談ください。

業者につきましては、都内の駆除業者が多く加入している「公益社団法人 東京都ペストコントロール協会」(03-3254-0014)にご相談ください。

駆除料金等は有償となりますので、ご注意ください。

【もしも咬まれてしまったら】
咬まれた部分を動かさず安静にし、速やかに医療機関で手当てを受けてください。その際に、どのようなヘビに咬まれたかの情報を正確に伝えてください。
「救急車を呼ぶべきか」判断に迷われた際には、「♯7119」(東京消防庁救急相談センター)にご相談ください。

 

【参考】東京都レッドデータブック2023より

マムシ(二ホンマムシ)

種の特徴と生息状況:全長40~65㎝程度。太短い体形で頭部が大きい。背面は通常は黄褐色から灰褐色で、円形の斑紋が並ぶ。この斑紋は緑の色が濃く、また中央部に暗色斑紋がある。胴部の鱗にはキール(隆起した条(すじ))があり、光沢が少ない。鼻孔と目の間に熱を感じるためのピット器官があり、都内に分布する他のヘビと識別できる。両生類、爬虫類、小型哺乳類などを捕食する。低地から山地の森林、河川、田畑などさまざまな環境で見られる。北海道、本州、四国、九州と周辺島嶼、都内では南多摩、西多摩の丘陵地、山地を中心に分布し、都内の区部、北多摩の都市部では非常にまれである。

特記事項:おとなしいが有毒

ヤマカガシ

種の特徴と生息状況:全長65~100㎝程度。色彩と模様の変異が大きい。都内に分布する個体では緑褐色の基色で、胴部前半では赤みが強く、黒い斑紋が入ることが多い。幼体の色彩はより鮮やかで、模様がはっきりしているが基本的な色彩、模様は成体と変わらない。胴部の鱗にはキール(隆起した条(すじ))があり、光沢が少ない。主にカエル類を捕食する。低地から山地の森林、河川、水田などで見られ、水辺付近で見つかることが多い。北海道、本州、四国、九州と周辺島嶼、都内では南多摩、西多摩の丘陵地、山地を中心に分布し、都内区部、北多摩の都市部では非常に稀である。

特記事項:おとなしいが有毒

記事ID:021-001-20240730-011725