東京都レンジャー

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自然保護指導員 (通称 東京都レンジャー)は、東京都内の自然公園の保護と適正な利用を図るため、現在、多摩地域と小笠原地域で計25名が活動しています。

「東京」といえば大都市というイメージが先行しますが、実は自然の豊かさにおいても日本有数の場所です。国立公園は3箇所(秩父多摩甲斐、富士箱根伊豆、小笠原)もあり、面積においても東京都の約36%が自然公園に指定されています。この比率は滋賀県に次いで都道府県第2位の規模です。
しかし、東京の自然公園では、観光客や登山客などによるオーバーユースや、マナーを守らない不適正な利用、希少な植物の盗掘などの不法行為により、自然の保護と利用のバランスが崩れかけています。また、小笠原諸島では移入種の持ち込みによって、固有種の減少、林地や草原の裸地化、さらには裸地化を原因とする土壌流出が珊瑚礁へ影響を及ぼすなどの自然破壊が進んでいます。
このような課題に対応するため、東京都では自然公園を中心とした地域における自然保護と適正利用の担い手として、東京都独自のレンジャー制度を導入しました。

サポートレンジャー

記事ID:021-001-20240228-010929