被害を防ぐために
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アライグマ・ハクビシンの防除対策は、地域のみなさまのご協力をいただきながら、都内全域で取り組んでいく必要があります。
対策のポイント
被害を受けないためには、≪ 捕獲し、数を減らす ≫とともに、≪ 餌資源や繁殖場所をなくすこと ≫が重要となります。例えば…
- 農地・家庭菜園をネット・電気柵等で防護する
- 庭木の果実や放棄農作物などを適切に処理し、残したままにしないようにする
- ペットのエサの食べ残し、お墓の供え物などを野外に放置しない
- 池などで魚等を飼育している場合には金網で池を覆う
- 農地や人家の周辺に生ごみ等を放置しないようにする 等
- 家屋への侵入経路となるような木の枝等は切る
- 家屋への入り口となるような破損個所等は塞いでおく
- 空き家を点検・撤去を行う
- 寺院・神社や倉庫等の点検・清掃を行う
- 暗渠・側溝の点検・清掃を行う 等
地域全体で、アライグマ・ハクビシンの誘引となる要因の排除を徹底する必要があります。
忌避剤の使用について
屋根裏にアライグマ・ハクビシンが侵入した際、忌避剤(くん蒸式・くん煙式の殺虫剤等)を使用することで、その場から動物を追い出すことはできる可能性があります。しかし、逃げた個体が別の家に逃げ込み、今度はそこで被害を起こしてしまうことが考えられ、忌避剤の使用は、数を減らすという根本的な解決策には繋がりません。
また密閉空間でないと、くん煙が全体に行きわたらず、そのまま動物が屋根裏に居続けてしまい、効果がないことも考えられます。
「捕獲をして数を減らす」「 餌資源をなくす」「繁殖場所をなくす」ことを徹底して行なうことが確実に被害を減らすことに繋がります。
こんな時には要注意!
以下の項目に当てはまるものがあったら、アライグマやハクビシンが侵入していたり、住み着いている可能性があります。
- 屋根裏で大きな音がする
- 天井にシミができた
- 畑や家庭菜園の作物が食べられている
- 庭木の果実(柿やビワなど)が食べられている
- 雨どいやベランダの一角にまとまって何かの糞がある
- 夜、庭や屋根の上に見慣れない動物がいた
- 池の金魚がいなくなった 等
区市町は、 東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画に基づき、 アライグマ・ハクビシンの捕獲を実施しています。
以上のようなアライグマ・ハクビシンの被害にあった場合、 まずは各区市町の環境部署や清掃部署等にお問い合わせ下さい。
記事ID:021-001-20231206-008455