生物処理の詳細

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原水(浸出水)は季節などにより変動しますが、PH8、色度400度、透視度11度、SS10mg/l、COD440mg/l、BOD140mg/l、全窒素520mg/l(うちNH4-N480mg/l)程度です。これを処理し、下水道に放流します。ここでの処理は主に生物(菌類)を利用して行います。

第1PH調整槽

原水を処理しやすいPH7程度に調整します。

硝化槽

硝化槽には、硝化菌が直径4mmの多孔質の球に付着した状態で入っています。硝化槽の底部から空気を送り込む(ばっ気)ことにより、アンモニア性窒素は硝酸性窒素に変わり、有機物は水と二酸化炭素に酸化されます。

脱窒素槽

脱窒素槽には脱窒素菌が入っており、槽内は酸素欠乏状態になっています。メタノールを注入し、硝酸性窒素を窒素ガスと水に分解します。

再ばっ気槽

再ばっ気槽へ空気を送り込み、残ったメタノールを酸化分解するとともに液中の窒素ガスを大気中に放出して最終沈殿池での分離を促進します。

最終沈殿池

比重差を利用して水、菌類や汚れの成分(活性汚泥)に分離します。

記事ID:021-001-20231206-009933