夏季のVOC対策

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 夏場は気温が高く、特にVOC(揮発性有機化合物)を含む有機溶剤が揮発しやすい環境です。
 揮発したVOCは、大気環境中で光化学スモッグやPM2.5の発生原因のひとつとなる上に、健康影響のおそれがある成分や悪臭の原因となる成分も含まれています。
(特殊な赤外線カメラで撮影した揮発するVOC)
->VOCってなに?
VOCは塗料・インキ・洗浄剤・ガソリン等に含まれる揮発しやすい化学物質です。
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->どうして光化学スモッグができるの?
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光化学スモッグとVOC

 光化学スモッグという現象は、有害な光化学オキシダントが高濃度になると発生し、目やのどの痛みなどの原因となったり、農作物に様々な悪影響を及ぼしたりします。この光化学オキシダントの原因物質の一つが「VOC(揮発性有機化合物:Volatile Organic Compounds)」です。VOCとは、蒸発しやすい性質を持ち、大気中で気体となる有機化合物の総称で、トルエンやキシレンなど、よく使われるものだけでも約200種類あるといわれています。

光化学オキシダントの環境基準が達成されていません

 都内における大気環境中の光化学オキシダントについては、高濃度の発生頻度は年々減少しつつあるものの、いまだに環境基準を達成できていません。そのため、その原因のひとつであるVOCの削減に取り組んでいます。

光化学スモッグ注意報発令

 特に夏季は、光化学オキシダント濃度が上がり、人体に有害な光化学スモッグが発生します。そのため、夏季は重点的にVOCを削減しなければならないのです。

夏季のVOC対策

 東京都及び周辺自治体では、 夏季(6~9月)の光化学スモッグ注意報発令0日を目指して、VOC対策を強化しています。
 VOC対策は、大気環境改善だけでなく原材料などのコストカットや作業環境の改善にも結び付きます。また、SDGsの取組としても効果があります。

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大気環境の改善は広域で取り組む必要があります

 夏季は、気温が高く日射量も多いことから、大気環境中の光化学オキシダントは、広い範囲で高濃度になります。そのため、首都圏に位置する九都県市で構成している「九都県市首脳会議 環境問題対策委員会大気保全専門部会」で、大気中の光化学オキシダントやPM2.5、窒素酸化物等の削減に関わる取組を行っています。
記事ID:021-001-20231117-003532