東京都内湾 赤潮発生状況について
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東京都内湾では赤潮の発生が慢性化しており、特に夏場は赤潮状態が定常化しています。赤潮は海域への窒素・りんの流入による富栄養化により発生し、内湾で内部生産される 二次汚濁 物質として水質汚濁の原因となっています。そこで環境局では、昭和47年度(1972年度)から「水質測定計画に基づく水質測定調査(測定調査)」を実施して東京都内湾の水質の把握に努めています。さらに昭和52年度(1977年度)からは、その補足として、東京湾内湾の「赤潮調査」や「水生生物調査」を実施しています。
ここでは、平成15年度からの詳細なプランクトン調査、生物調査などの結果と、調査時の現場の状況(概観等)を元にした東京湾内湾の赤潮発生状況について掲載します。
赤潮について
東京都内湾赤潮発生状況
赤潮速報
※速報のため、変わる可能性があります。
令和6年度赤潮速報Vol.8(7月2日,3日,4日,5日水質測定調査)
プランクトン等調査結果
月別の赤潮発生状況
東京都内湾では、例年5月から9月までの期間、赤潮が頻繁に観測されます。
令和4年度は調査開始からの平均と比べ、6月、7月、9月の発生日数が顕著に多くなりました。
6月の降水量が平年の約4割と少なく、6月及び7月の日照時間が平年より長かったことが一因と考えられます。
赤潮発生状況の経年変化
調査開始から令和4年度までの平均発生回数は約17回、平均発生日数は約88日であり、近年はおおむね15~20回、70~90日程度で推移しています。
記事ID:021-001-20231206-008704