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自動車利用の抑制(いい未来に乗り換えよう)

東京では、2018年、観測史上初の40℃を超こえる暑さを記録、
2019年も29日連続で最高気温30℃以上の真夏日が続きました。

日本各地でも、経験したことのない豪雨による土砂災害や、
台風による大規模な被害も発生しています。

地球温暖化を主な原因としたこれらの気候変動の影響は、
今や遠い世界、将来のものではなく、すでに私たちの身近な生活に及んでいます。

その地球温暖化の主な原因は人間の活動に起因していることがほぼ断定されています。

私たちの生活から排出されるCO2を減らすためには、
電気やガスなど消費するエネルギーをできる限り最小化することが大切。
一人ひとりの行動が積み重なれば、それは未来のための大きな一歩。
ちょっとそこまでの車利用を、公共交通機関に変えてみる。

ちょっとそこまで…を、公共交通機関や自転車で移動してみませんか?
『いい未来に乗り換えよう。』

新着情報

なぜ自動車からの転換が必要なのか?

都内CO2排出量の約2割は、自動車・鉄道・船舶・航空といった運輸部門が占めており、運輸部門の中でも約8割は自動車から出ています。

運輸部門からのCO2排出を減らすためには、自動車の利用を減らし、代わりに自転車や、公共交通機関を利用することが重要です。

(参考)都内CO2排出量の部門別構成比2020

ちょっとだけ車の使い方を見直してみよう

家庭でできるCO2排出量削減のためにできること、
どんなことが思い浮かびますか?
車の利用を1日10分控えることで、大きな削減になります。
  

1世帯が1年間で削減できるCO2排出量』の比較
 

(出典)
・家電部分:家庭の省エネハンドブック2022より作成
・車利用:以下を用いて算出
 JC08試験の平均速度…24.4km/h
ガソリン車の燃費… 22km/L(外部サイト)
ガソリン1リットルあたりのCO2排出量… 2.322kg-co2 (外部サイト)

移動手段別のCO2排出量の比較

自宅から2km離れたショッピングモールに出かける時、あなたはどんな移動手段を使いますか?
たまにはバスを使ってみたり、天気が良ければ自転車で出かけてみてはいかがでしょうか?
※CO2排出量は国交省ホームページより作成

2km離れた場所への移動手段別CO2排出量の比較

「コミュニティバス」と「車」のCO2排出量の比較

東京都では、町田市の協力のもと、町田市市民バス「まちっこ(相原ルート)」に乗って移動した方の移動距離を算出し、『「まちっこ(相原ルート)」に乗って移動した人が、全員車から乗り換えた』と想定した場合のCO2排出量を計測・比較しています。
令和4年9月13日から10月6日までの間の比較では、CO2排出量は約1/3となることがわかりました。
今後の計測、分析結果は随時、こちらのHPに掲載します。
・計測期間 令和4年9月13日~令和5年2月まで
・対象バス 町田市市民バスまちっこ(相原ルート)
・計測、分析方法
「物流分野のCO2排出量に関する算定方法ガイドライン」(経済産業省・国土交通省)燃費法を採用し、計測期間中の以下①と②を比較
①町田市市民バスまちっこのCO2排出量
②「まちっこ」に乗って移動した人が、その移動距離を全員車で移動したと仮定したCO2排出量

CO2排出量の比較(令和4年9月13日~10月6日実績)

〇バスのCO2排出量
 ・青少年センター入口行き434.0kg
・町田ターミナル行き432.5kg
→合計CO2排出量866.5kg-co2
〇全員車で移動したら…と想定した場合のCO2排出量
・青少年センター入口行き1167.8kg
・町田ターミナル行き1659.2kg
→合計CO2排出量(想定)2827.0kg-co2

◎2827.0kg-co2÷866.5kg-co2=3.26…
 排出量は1/3!

計測・分析結果

分析結果はこちら(PDF:413KB)
(期間:令和4年9月13日~令和5年1月13日)

記事ID:021-001-20231206-008120