水銀廃棄物の適正処理

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 水銀は有害物質であり、環境中への人為的な排出を可能な限り防止する必要があります。このため、水銀による環境汚染や健康被害を防ぐため、平成25年10月に 「水銀に関する水俣条約」 (外部サイト) の採択及び署名が行われました。

 我が国では、これまでの官民による取組により、現在は、水銀による国内局地汚染は発生していませんが、未だに血圧計や蛍光ランプ等の水銀使用製品が多く流通しています。

 水銀の環境汚染を未然に防止するためには、水銀使用製品の製造・使用・処理の各段階での取組が必要であり、そのため、水銀使用料の多い血圧計について、東京都医師会及び製造事業者と連携し、廃棄時の注意を明示したラベルの表示を推進する取組を平成22年度から開始しています。

 また、都は、学識経験者及び関係者等で構成する検討会を設置し、平成24年2月に、水銀使用製品の製造抑制・水銀使用量の削減、代替品への使用転換、水銀使用製品の廃棄物管理・回収の徹底及び水銀使用製品の回収後の適正処分を、取組の方向としてとりまとめました。現在、関係者と協議し、電子式血圧計等への転換及び使用済み蛍光ランプの分別収集の拡大等を進め、水銀の環境への排出防止に取り組んでいます。

<参考>

記事ID:021-001-20231206-008103