Airソーラー(次世代型太陽電池)の普及拡大
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次世代型太陽電池ネーミング総選挙結果発表 Airソーラーに決定!
「薄く・軽く・曲がる」という特徴を持った日本生まれの太陽電池である「次世代型太陽電池」は、今年度国内企業による製品化が予定されるなど、実装に向けた取組が進みつつあります。
この太陽電池の一層の普及拡大につなげるため、親しみやすい名前を決める「次世代型太陽電池ネーミング総選挙」を実施し、「Airソーラー」に名前が決定しました。皆さまの沢山のご投票、ありがとうございました。
【投票結果】 投票総数:15,005票
最多得票:「Airソーラー」 4,388票
(名前のコンセプト)
空気のようにあらゆる場所に設置されることを表すとともに、
Anywhere(どこでも)、Innovative(革新的な)、Renewable energy(再エネ)の頭文字を取った言葉
この「Airソーラー」という名前を用いながら、この技術を幅広い方に知っていただき、身近に感じてもらうため、より一層の普及拡大に力を入れていきます。
※世界陸上へのご招待については、8月中旬以降、当選者の方へ順次御連絡させていただきます。
ロードマップの策定
東京都は、2050年ゼロエミッション東京の実現に向け、2035年までに都内に太陽光発電設備を350万kW設置するという新たな政策目標を設定しました。この目標の実現に向けては、太陽電池の更なる設置を可能とする次世代技術の開発・実装が必要不可欠です。
日本で生まれた技術であるAirソーラーは軽量・柔軟という特徴を有し、低耐荷重の屋根や壁面等これまでの太陽電池では設置困難だった場所への導入により、更なる再エネの創出が期待されています。
このたび、施工方法の確立及び量産体制の構築を一層後押しするため、都内導入目標とその達成に向けた取組の方向性をまとめたロードマップを策定しました。国・自治体や事業者等とも連携し、Airソーラーの普及拡大を戦略的に推進していきます。
(画像クリックにより、閲覧可能です。)
Airソーラー(次世代型太陽電池)とは
2030年カーボンハーフ、2050年ゼロエミッションの達成に向けて、再生可能エネルギーの拡大が必要不可欠です。そこで注目を集めているのが「Airソーラー」です。Airソーラーは、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池です。シリコン系太陽電池に比べ
- 1)「薄く軽くフレキシブル」である為、設置対象の場所の範囲が広がる
- 2)製造技術開発によって大量生産、製造コストの低下の可能性が有る
- 3)日本発の技術であるほか、主原料のヨウ素は、世界産出量の約30パーセントが日本国内産である
といった特徴を有し、今後の普及拡大が期待されています。東京都は、この太陽電池の実装に向けて、様々な取組を推進しています。
次世代型太陽電池イメージ動画
発電する未来都市イメージ動画
※イメージであり、動画内すべてに実際に次世代型ソーラーセルが設置されるわけではありません。ご了承ください。
東京都の取組
・ 次世代型ソーラーセル社会実装推進事業開始のお知らせ(令和7年度開始)
〈事業ホームページはこちら(外部サイトへリンクします)〉
2024.10.30 次世代型ソーラーセル開発支援の対象事業者を採択しました!(株式会社リコー)
2025. 5.29 次世代型ソーラーセル開発支援の対象事業者を採択しました!NEW!
(YKK AP株式会社・東芝エネルギーシステムズ株式会社・株式会社 関電工)
・都庁南展望室・サービス付高齢者向け住宅における実装検証(都庁南展望室での検証は一般公開します)
実装検証事業の中間結果はこちら
【北展望室へ移転して一般公開を行っています】
・港湾施設(東京国際クルーズターミナル)における実装検証
実装検証事業の中間結果はこちら