次世代型ソーラーセルの普及拡大
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ロードマップの策定
東京都は、2050年ゼロエミッション東京の実現に向け、2035年までに都内に太陽光発電設備を350万kW設置するという新たな政策目標を設定しました。この目標の実現に向けては、太陽電池の更なる設置を可能とする次世代技術の開発・実装が必要不可欠です。
日本で生まれた技術である次世代型ソーラーセルは軽量・柔軟という特徴を有し、低耐荷重の屋根や壁面等これまでの太陽電池では設置困難だった場所への導入により、更なる再エネの創出が期待されています。
このたび、施工方法の確立及び量産体制の構築を一層後押しするため、都内導入目標とその達成に向けた取組の方向性をまとめたロードマップを策定しました。国・自治体や事業者等とも連携し、次世代型ソーラーセルの普及拡大を戦略的に推進していきます。
(画像クリックにより、閲覧可能です。)
次世代型ソーラーセルとは
2030年カーボンハーフ、2050年ゼロエミッションの達成に向けて、再生可能エネルギー(再エネ)の拡大が必要不可欠です。そこで注目を集めているのが「次世代型ソーラーセル」です。次世代型ソーラーセルは、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池です。シリコン系太陽電池に比べ
- 1)「薄く軽くフレキシブル」である為、設置対象の場所の範囲が広がる
- 2)製造技術開発によって大量生産、製造コストの低下の可能性が有る
- 3)日本発の技術であるほか、主原料のヨウ素は、世界産出量の約30パーセントが日本国内産である
といった特徴を有し、今後の普及拡大が期待されています。東京都は、この次世代型ソーラーセルの実装に向けて、様々な取組を推進しています。
発電する未来都市イメージ動画
※イメージであり、動画内すべてに実際に次世代型ソーラーセルが設置されるわけではありません。ご了承ください。
※次世代型ソーラーセル:ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた太陽電池
東京都の取組
・ 次世代型ソーラーセル社会実装推進事業開始のお知らせ(令和7年度開始) NEW!
〈事業ホームページはこちら(外部サイトへリンクします)〉
2024.10.30 次世代型ソーラーセル開発支援の対象事業者を採択しました!
・都庁南展望室・サービス付高齢者向け住宅における実装検証(都庁南展望室での検証は一般公開します)
【2025年2月3日から南展望室が改修工事により閉鎖したため、北展望室へ移して引き続き一般公開を行っています】