その他の調査結果
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【参考】都内公共用水域におけるPFOS、PFOA及びPFHxSの調査結果について
有機フッ素化合物は、撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の物性を示すことから幅広い用途で使用されています。一方で、有害性や難分解性等の性質が報告されており、ペルフルオロオクタンスルホン酸(以下「PFOS」という。)については、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約の第4回締約国会議(2009 年5月)において、附属書B(制限)への追加掲載が決定されており、ペルフルオロオクタン酸(以下「PFOA」という。)も第9回締約国会議(2019 年5月)で附属書A(廃絶)に追加されることが決定しています。
国内では令和2年5月に、公共用水域及び地下水におけるPFOS及びPFOAが人の健康の保護に関する要監視項目に位置付けられ、「PFOS及びPFOA」の合計値で「50 ng/l 以下」とする指針値(暫定)が定められました。
また、令和3年3月にペルフルオロヘキサンスルホン酸(以下「PFHxS」という。)が要調査項目に位置付けられています。東京都では、令和2年度よりPFOS及びPFOA、令和3年度からはPFHxSを追加して測定を行っており、調査結果は以下のとおりです。
PFOS、PFOA及びPFHxSの水質測定結果
令和2年度公共用水域(河川)のPFOS及びPFOA水質測定結果(PDF:276KB)
令和3年度公共用水域(河川)のPFOS、PFOA及びPFHxS水質測定結果(PDF:395KB)
令和4年度公共用水域(河川)のPFOS、PFOA及びPFHxS水質測定結果(PDF:421KB)
令和5年度公共用水域(河川)のPFOS、PFOA及びPFHxS水質測定結果
※参考 過去、(公財)東京都環境公社(東京都環境科学研究所)が実施した公共用水域におけるPFOS及びPFOAの調査結果
題 名 | 出 典 |
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多摩川におけるPFOS等の濃度変化の追跡調査 | 東京都環境科学研究所年報 2010(外部サイト) |
多摩川におけるPFOS等の濃度実態の変化 | 2011.3 東京都環境科学研究所NEWS No.8, p.8(PDF:363KB) |
多摩川水系における有機フッ素化合物の実態調査 | 東京都環境科学研究所年報 2012(外部サイト) |
Q&A
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PFOS及びPFOAとはどういう物質ですか?
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独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。
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要監視項目とはどういう項目ですか?
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人の健康保護の関連物質ではあるが、公共用水域等の検出状況等から見て、直ちに水質環境基準健康項目とせず、引き続き公共用水域等の検出状況等の知見集積に努めるべきものとしています。
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指針値(暫定)とはどういうものですか
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国際的にもPFOS及びPFOAの評価が大きく動いている時期でもあり、現時点で毒性学的に明確な基準値及び指針値の設定は困難であるため、各国・各機関が行った評価の中で妥当と考えられるものを参考に暫定的に定めた値です。
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記事ID:021-001-20231206-009386