Saving Materials × 株式会社オンザウェイ
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日々の生活で感じる「もったいない」と思う気持ち、大切にしたいですね。食品ロスやプラスチックの削減、省エネなどに取り組む「チームもったいない」の活動に参加する企業の取組について、随時紹介していきます。
<小さな取組の積み重ねでリユース・リサイクルに取り組む企業を紹介>
株式会社オンザウェイ インタビュー動画
株式会社オンザウェイ 増田知美さん、飯尾真弓さん、福田愛さん
日常的に行われる環境への取組
「リサイクルは当たり前」の社風づくりとは
町田市で無線機の販売・レンタル・リースを手掛ける株式会社オンザウェイ。
「環境整備」や「もったいない会」を始めとする様々な環境保全への取組の中で、「リサイクルは当たり前」という意識が会社全体に浸透しています。いかにしてこの社風を作り上げたのでしょうか?執行役員 情報システム担当の飯尾真弓さんにお聞きしました。
一日のスタートは身の回りの整理から
小さな取組が意識を変えていく
同社では、顧客にレンタルする無線機のバッテリーを再利用したり、業務で使用する紙を捨てずにリサイクルしたりと、数多くの取組を日常的に行っています。加えて、屋上に太陽光パネルを設置するなど、環境に対して先進的な活動に取り組んでいます。
本来の業務がある中、様々な取組を行うのは大変だろうと思いきや、社員の皆さんは当然のように、時には楽しみながら取組を実行しています。無理なく続けられる秘訣は何なのでしょうか?
飯尾さん 『毎朝10分間の「環境整備」ですね。仕事開始前に全員で協力して、オフィスの清掃や、地域のゴミ拾いを行っています。この毎日の活動が、環境に対する思いを社員全体で共有するようになった理由の一つだと思います。』
「環境整備」の時間には紙のリサイクル・リユースの仕分けなども行います。小さな行動の積み重ねによって、社員の意識を向上させて来たのですね。
会社の年中行事となっている「もったいない会」
楽しみながら社会貢献もできるリユース活動
同社で行っているユニークな取組の一つ「もったいない会」。その内容について、サービス&サポートサブリーダーの福田愛(めぐみ)さんにお伺いしました。
福田さん 『「もったいない会」は社員の皆さんが、使わなくなった衣類や日用品を持ち寄る交換会です。まだ着られるけれど、「お古」だから人にあげるのは気が引ける、そんな服たちも、必要な人のところで役に立つことができます。年2回、衣替えの時期に開催しており、社員50名、全員が参加してくれています。2021年には会社の枠を越えて、地域の方にも参加していただける形でのENJOY!STREET!「もったいない会」を開催しました。』
多くの社員が楽しみにしている『もったいない会』。わくわくしながらエコ活動ができるのも、社内全体に意識が浸透している理由かもしれませんね。
更に衣類の一部は「NPO法人ブリッジエーシアジャパン」の古着リサイクルプログラム「フルクル」でリサイクルされ、ミャンマーやベトナムのインフラ整備、学校建設活動などに役立っています。
福田さん 『この活動で、アジアの恵まれない子供たちの支援ができると思うと嬉しい限りです。今後はパートナー企業様、近隣の皆様も巻き込んだ大きな「もったいない会」の輪を作っていきたいですね』
入社して一番に教えられる言葉は「紙はゴミじゃない!」
この言葉が当たり前となる世の中を目指す
『私たちの会社では、紙をゴミ箱に捨てる人は一人もいません。』
そう断言するのは同社執行役員 事業推進担当 増田知美さん。
同社では、紙類はリサイクルボックスに一旦集められ、朝の「環境整備」の時に仕分けられます。
増田さん 『大きい紙のリサイクルには「PELP!(ペルプ)」を利用しています。山陽製紙さんが行っているサービスで、不要になったコピー紙を送ると、再生紙にして戻してくれます。10年以上前から利用していて、月に1~2袋送っています。』
同社の紙に対する施策はそれだけではありません。従来、無線機の貸し出し時には、段ボールによる梱包を行っていましたが、繰り返し使える通い箱や、無線機を包むオリジナルソフトケースを開発したことで、一日あたり約50箱の段ボールを削減できるようになりました。
増田さん『私たちの会社で入社して一番に教えられる言葉は「紙はゴミじゃない」なんですよ。』
リサイクルのルールがきちんと構築され、なお且つ改善し続けているからこそ、社内全体でその思いが共有され、当たり前のこととして取組を続けられるのでしょうね。
環境のためにできることに終わりはない
小さな積み重ねを続けていくことで、いつか大きな力へ
環境への配慮が行き渡っている同社。ただその活動はまだ道半ばだとおっしゃるのは、最初にお話を伺った飯尾さんです。
飯尾さん 『今後も改善を図るために、いろいろな意見に耳を傾けていくつもりです。小さなことを積み重ねることで、環境を守る大きな力になれればと思います。』
環境のためにできることに終わりはない、その思いによる取組は、地域の皆さんも巻き込んで着実に前へと進んでいます。スタートは小さなことでも、いつか大きな輪となって広がっていくことでしょう。