洋上風力発電に関するQ&A
伊豆諸島で検討が進められている洋上風力発電についてお答えします。
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伊豆諸島で検討が進められている洋上風力については、現在、どのような状況ですか。
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令和7年6月に「大島町沖」、「新島村沖」「神津島村沖」、「三宅村沖」及び「八丈町沖」について、国により法に基づく「準備区域」に整理されました。
「準備区域」とは、洋上風力の導入に向けた協議を行うための利害関係者調整に着手している区域であり、今後、丁寧な調整を進めていきます。
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都では洋上風力の整備に向けて、どのように取り組んでいるのですか。
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都では、令和6年度から伊豆諸島の5町村において、住民の皆さまへの説明会や検討会を開催し、事業内容等をご説明するとともに、様々なご意見やご質問を伺っております。また、住民の皆さま向けの分かりやすい広報や子供向けイベントの開催などにより、理解促進に努めています。引き続き、地元の皆さまとしっかりと意見交換していきます。
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島しょ地域では台風の影響も心配ですが、洋上風力発電は、台風の強い風に耐えられますか。
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国際基準として、10分間平均風速57㎧・瞬間最大風速79.8㎧の強風に耐えられる基準の風車が設計されています。
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風車の音や振動などの影響は大丈夫ですか。
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陸上風力と比べ、皆さまの生活圏から離れているため、音や振動を感じることが少ないです。加えて、浮体式洋上風力の場合、風車が海に浮かんでいるため、工事中も含め、振動の影響は少ないと言われています。
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鳥類等への影響はありますか。
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鳥類等について、令和7年度、島内および近海において、四季を通じた生息状況の基礎調査を行っています。
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洋上風力発電事業は誰が行う事業なのですか。
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洋上風力発電事業は、法に基づき、国の公募で選ばれた発電事業者が事業を実施するものです。
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令和7年の8月、秋田県や千葉県などの海域の洋上風力事業の撤退が公表されていますが、対策は取られていますか。
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国は、世界的な物価高騰等を受け、電力の買取価格を物価高騰に応じて調整する制度の導入や、海域の占用期間の延長を進めるとしています。
加えて、国は令和7年内を目途に、公募制度の見直しを含めた環境整備を検討中です。
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記事ID:021-001-20251008-013776