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檜原・あきる野の歴史

檜原村は、明治22年の立村以来百有余年、名称も区域も変わらないまま、秋川源流の大自然の中で貴重な歴史を積み重ねてきました。縄文時代の遺跡をはじめ、多くの出土品が発掘されており、さまざまな伝統芸能が伝承されています。また、あきる野市は古来より「秋留」「阿伎留」などのような地名が付いており、旧五日市町にある「阿伎留神社」とともにその歴史を歩んできました。阿伎留神社は、平安時代に書かれた神社の名簿で、武蔵国多摩郡八座の筆頭にあげられるほど有名な古社で、文化財もたくさん所蔵しています。

阿伎留神社

御とう神事(おとうしんじ)・獅子舞

檜原村には、古くから受け継がれてきた伝統芸能が数多く残されています。本宿地区の春日神社で行われる「御とう神事」もその1つです。お当番に選ばれた数人の若衆がふんどし姿で極寒の秋川に入り、六根清浄を唱(とな)えながらみそぎを行って、神様に献上する米を炊く行事で、都無形民俗文化財の指定を受けています。また「獅子舞」は村内の多くの地区に伝えられています。特徴ある三匹獅子による獅子舞で、その起源は室町時代にさかのぼり、奥多摩から関東一円に広がったといわれています。

御とう神事(おとうしんじ)

式三番(しきさんば)・神代神楽(じんだいかぐら)・太神楽(だいかぐら)

小沢地区、笹野地区の「式三番(しきさんば)」、柏木野(かしわぎの)地区の「神代神楽(じんだいかぐら)」、数馬(かずま)地区の「太神楽(だいかぐら)」も東京都無形民俗文化財に指定されている伝統芸能です。小沢地区の式三番は、天下泰平・五穀豊穣・疫病祓い・家内安全等の祈願と感謝の意を捧げて行われる神事です。神代神楽は、五穀豊穣・家内安全と疫病祓いを祈願し相互慰安も兼ねて上演されます。太神楽は、九頭龍(くずりゅう)神社で五穀豊穣と繁栄を祈願して演じられます。

式三番(しきさんば)

手漉き和紙「軍道紙(ぐんどうがみ)」

あきる野市の西端に位置する山間の集落、乙津(おつ)地区に伝わる「軍道紙(ぐんどうがみ)」は、東京都無形文化財に指定されている手漉き和紙です。その起源は、大坂夏の陣の落武者が先陣の旗指物の大旗に使用する紙を漉いたもので、このときに紙漉きの技術が伝えられたといわれています。現在、軍道紙保存会によって、あきる野ふるさと工房でその伝統文化を後世に引き継ぐ活動が行われており、紙漉きや和紙染などの各種体験プログラムが有料で体験できます。

軍道紙

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このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

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