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明治の森高尾の歴史

標高599mの高尾山は、薬王院を中心とする修験道の霊山

高尾山は、古くから山岳信仰の場とされ、戦国時代に八王子城主の北条氏康・北条氏照親子が高尾山を保護しました。その後、周辺の森林は社寺林として、明治に入ったあとに帝室御料林として保護されてきました。第二次世界大戦後には国有林となり、1950年(昭和25年)に高尾山と八王子城山などを中心に都立高尾陣場自然公園に指定されました。1967年(昭和42年)には、明治100年記念事業の一環として、都立高尾陣場自然公園の一部が明治の森高尾国定公園に指定されました。面積は770ヘクタールです。自然環境の保護の歴史によって、モミ林、カシ類を主体とする常緑樹林やブナ類を主体とする落葉樹林、スギ、ヒノキ等の人工林といった林相の相違が見られ、多くの動植物が生息しています。歴史的・文化的な風致・景観を持つ薬王院と参道のスギ並木は、八王子八十八景にも選ばれています。
(C)八王子市郷土資料館

八王子の歴史を振り返る

迎光祭

元日の高尾山の山頂では、初日の出のご来光を仰ぎ、1年の安全を祈願する迎光祭(げいこうさい)が行われます。高尾薬王院の大本堂で、1年の無病息災や家内安全を祈願する「新春特別開帳大護摩供」が年明けの深夜0時から行われ、その後、初日の出を仰ぎ、僧侶の読経などが行われます。元日の天候に恵まれれば、山頂からのご来光に加え、世界遺産に登録された富士山を見渡すこともできます。混雑する年末年始でも安全に参拝できるよう、迎光祭は警察署や消防署などの地元の協力を得て行われています。

迎光祭

節分会、火渡り祭、春季・秋季大祭

高尾山薬王院では、1年の節目に様々な伝統行事が行われています。2月の節分会では、大本堂で護摩修行を行ったあと、年男・年女の著名人が大本堂前の舞台で盛大に豆まきを行います。撒かれた福豆をいただくと1年の無病息災が叶うといわれ、大勢の人が集まります。3月の火渡り祭は、浄火により災厄をはらう火の行事で、世界平和、息災延命、災厄消除を祈念し、最後に山伏が祈りながら火の上を歩行します。歩行は、一般の方も参加できます。4月春季大祭と10月秋季大祭では、着飾ったお稚児さんを中心に、山伏や大導師などが本堂までの参道をパレードします。行列は、総勢何百人もの数が連なり、壮観です。

大火渡り祭

若葉まつりともみじまつり

山のふもとから山頂まで、四季折々の景色が堪能できる高尾山では、山全体が青々と若緑色に包まれる5月に若葉まつりが開催されます。八王子の伝統芸能である車人形の公演や大道芸、童謡コンサート、大正琴の演奏などが行われます。また、紅葉の季節(11~12月上旬)にあわせて、もみじまつりが開催されています。太鼓、おはやし、よさこい踊り、コンサート、枡酒の販売などが行われ、老若男女問わず多くの人が訪れて賑わいます。

もみじまつり

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このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

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