八丈植物公園
東京から南へ約270kmの太平洋上に位置する八丈島に八丈植物公園はあります。八丈島は、亜熱帯性の温暖、多雨な気候で豊かな自然に恵まれた島です。明るい陽光、強い風と伊豆七島で最高峰の八丈富士と三原山という大きな二つの山によるダイナミックな景観が創り出されています。八丈植物公園はその中心部に位置し、20haを越える広さを有しています。
園内は、熱帯・亜熱帯性植物を中心としてハイビスカス、ブーゲンビリアなどの花や多くの野鳥が存在し、園路は、赤い火山砂利が敷き詰められ、南国ムード豊かな公園となっています。
施設情報
- 所在地
八丈町大賀郷 - 供用開始日
昭和37年8月29日 - 供用面積
224,068.63平方メートル
八丈植物公園マップ
アクセスマップ
八丈植物公園マップ
園内テーマ別ガイド
八丈植物公園は、各ゾーンに分かれた屋外の施設と、温室およびビジターセンターの屋内施設から成っています。温室には、ハイビスカスやブーゲンビリアなどの花木類、トックリヤシやタビビトノキなどの観葉植物、パパイヤやマンゴーなどの果樹類が、あわせて約100種類400株展示されています。
管理ゾーン
ビジターセンターと温室があります。園内を散策する前にぜひ各施設にお立ち寄りください。
カリヨン時計
林間ゾーン
タブノキ、ヤブニッケイ、ヒカサキを中心とした森です。風当たりが強いため、他の場所よりも全体的にやや低くなっています。ここは、八丈富士と同時期に噴火した火山の一つと考えられています。
八丈の森ゾーン
炭焼きのために人手が入っていた頃の景観を色濃く残す森です。主な木は、スダジイ、タブノキ、オオシマザクラ、タイミンタチバナなどです。炭焼きにはオオシマザクラが多く用いられていました。株立ちした木(1つの株から複数の幹が出ている木)は、薪や炭を得るためにこの森が管理されていた名残です。
緩衝緑地ゾーン
スダジイ、ホルトノキが多く見られる林です。八丈空港と公園を隔てており、「緑の壁」の役割をしています。
学習の森ゾーン
ここに設置している観察路には、解説板を設置しており、八丈島に見られる特徴のある生き物や植物などを学ぶことができます。
(学習の森ゾーン)
世界の森ゾーン
インドゴムノキ、ウチワサボテン、トックリランなど、外国産の植物が異国情緒を醸し出しています。
日本の森ゾーン
広々とした空間に桜や梅が植えられています。一般的に知られている「ソメイヨシノ」は、島で自生しているオオシマザクラとエドヒガンザクラを交配したものです。
園地ゾーン
池の縁にあるガジュマルはこの広場のシンボルです。広場には、キョンをはじめとした動物舎やすべり台などの遊具もありますので、小さなお子さまも楽しめます。
温室
温室には現在、ハイビスカスやブーゲンビレアなどの花木類、トックリヤシやタビビトノキなどの観葉植物、パパイヤやマンゴーなどの果樹類が、あわせて約100種類400株展示されています。 運が良ければ、おなじみのコーヒーの木やバナナの花を見られるかもしれません。
温室
熱帯の花々
1年中高温多湿のため、赤道付近に生育する熱帯の花々はいつも緑色の葉を茂らせ、赤や黄色など原色に近い色彩を作り出しています。
温室には、ハイビスカス、ブーゲンビリア、オオゴチョウ、ヘリコニア、サンゴバナ、プルメリアなど約60種の花々があります。
熱帯植物の果樹
熱帯地方に産する果実は、温帯地方の果実に比べて香りが強く、酸味や甘味などに大きな違いがあります。また、特有の臭気を発するものが多いのも特徴です。
温室には、パパイヤ、マンゴー、ピタンガ、スターアップル、ピンポンの木、ヤマトゲバンレイシ、ソーセイジの木、バナナなど約60種類の果樹があります。
見どころ情報
八丈島植物公園内では、ガイドウォークをビジターセンターが実施しています。
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
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花・紅葉 |
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生き物 |
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イベント |
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公園案内
- 開園時間
通年開園。温室およびビジターセンターは、午前9時から4時30分まで。 - 休園日
年中無休 - 入園料
無料 - 駐車場
大型5台、普通30台
交通のご案内
羽田空港→飛行機(約1時間)→八丈空港→車(5分)→八丈植物公園
竹芝桟橋→船(約10時間)→底土港・八重根港→車(10分)→八丈植物公園
問い合わせ先
電話:04996-2-4811
お問い合わせ
このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。