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ディーゼル車NO作戦とは

ページ番号:167-761-560

更新日:2018年2月9日

※ディーゼル車規制開始時の情報です。

ディーゼル車NO作戦(平成11年8月から平成12年12月まで)

東京の大気汚染を改善し都民の健康を守るため、都は平成11(1999)年8月から「ディーゼル車NO作戦」を展開しました。
ディーゼル車排出ガスは東京の空を汚す最大の要因になっています。
ディーゼル車は物流を担い、私たちの生活を支える重要な役割を果たしていますが、現在のディーゼル車は今のままでは東京での利用に適さないと、都は考えました。そ こで、自動車対策の方向性に関する活発な議論とディーゼル車利用のあり方を変える行動を都民や事業者の皆様に呼びかけ、自動車や燃料業界、国に数々提案や要請を行いながら、ディーゼル車対策の抜本的強化を図ってきました。
この問題では、都民をはじめ国の内外から、さまざまな意見や情報が寄せられました。そして自動車や燃料業界、国の動きも活発化し、ディーゼル車対策を取り巻く環境は大きく変化しました。
都が平成12(2000)年12月の都議会第4回定例会において、国に先行して厳しい独自のディーゼル規制を 柱とする「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例)」を定めたのに続いて、埼玉県・千葉県・神奈川県が都と ほぼ同様のディーゼル車排ガス規制を導入、環境省も自動車NOx法の改正を行うなど、大気汚染を改善するためのディーゼル車対策は着実な一歩を踏み出しました。

規制開始1年前の平成14年9月、条例に基づく規制内容の周知と大気汚染のいっそうの改善を目指して、「違反ディーゼル車一掃作戦」を開始しました。
そして、平成15年10月からは、環境確保条例に基づく粒子状物質排出基準を満たさないディーゼル車の都内走行が禁止されました。

ディーゼル車NO作戦以降は、都が行ってきた数々の提案内容が条例化され、自動車・石油などの自動車関連業界・団体が積極的な環境対策を打ち出してきたことで一定の成果を得ました 。
しかし、大気汚染の状況が改善され、東京の空の下で深呼吸できる日が本当にやって来る日までこのキャンペーンは続いていきます。
大気汚染を阻止する積極的な取り組みを今後も都民・事業者、そして国民の皆さまと一緒になって進めていきます。

ディーゼル車NO作戦を振り返る

第1段階:(平成11年8月〜平成11年11月)

平成11年8月27日、石原都知事は定例会見において、自動車公害対策の方向に関する活発な議論と、ディーゼル車利用のあり方を変える行動を、都民と事業者の皆さんに呼びかける「ディーゼル車NO作戦」の開始を宣言しました。「定例記者会見の模様」

東京都は5つの提案を行い、同時に議論の場と素材の提供並びに都の率先行動について表明しました。

参考資料 ディーゼル車NO作戦(パンフレット内容)

政策提案

提案1

都内では、ディーゼル乗用車には乗らない、買わない、売らない

提案2

代替車のある業務用ディーゼル車は、ガソリン車などへの代替を義務づけ

提案3

排ガス浄化装置の開発を急ぎ、ディーゼル車への装着を義務づけ

提案4

軽油をガソリンよりも安くしている優遇税制を是正

提案5

ディーゼル車排ガスの新長期規制(平成19年目途)をクリアする車の早期開発により、規制の前倒しを可能に

議論の場と素材の提供、都庁の率先行動

アクション1

インターネット上に電子掲示板を設置して、様々な立場の方々がディーゼル車問題に関して意見を投稿、議論を交わしました。

アクション2

インターネット討論会開催と合わせて、環境NGO、事業者、都民、行政担当者などの参加による公開討論会を行いました。討論会(第1期)は9月20日から始まり、延べ70日間にわたる期間中には約830件の発言が寄せられ、討論会へのアクセスは13,000件を超えました。

  • 公開討論会「ディーゼル車をどうする!」
  • 知事と議論する会(平成11年8月30日)
アクション3

議論の素材となる考え方やデータなどをまとめた情報冊子「グリーンペーパー」を発行しました。

  • グリーンペーパー

脅かされる健康、作られた経済性 
/ ディーゼル車の真実、3つの誤解を解く

アクション4

大気汚染地図情報システムのインターネットでの公開開始
大気汚染の状況(汚染分布)をわかりやすい地図情報にして提供しました。

アクション5

都庁が使用しているディーゼル車のうち、代替車種のある40台を緊急にガソリン車に買い替えました。

アクション6

ディーゼル微粒子除去装置の共同開発の実施
ディーゼル車の排ガスから黒煙などを除去するディーゼル微粒子除去装置(DPF)の実用化をめざす共同開発を、本年度、(株)いすゞセラミックス研究所とともに行いました。

アクション7

グリーン配送アンケートの実施
都庁への全納入業者(数千社)を対象とする大規模な「グリーン配送アンケート」を実施しました。

  • グリーン配送アンケートの実施結果
アクション8

「ディーゼル黒煙NO!アクションライン」の開設
黒煙を出すディーゼル車の目撃情報を、携帯電話や電子メール、またはFAXで通報していただく制度を開設、寄せられた情報に基づき、所有者への注意文書を送付し、改善を促しました。

アクション9

沿道ウォークツアーの実施
都内幹線道路ぞいの大気汚染の実態を体験し、汚染対策の現状を紹介する「沿道ウオークツアー」を実施しました。

  • 沿道ウォークツアーの実施結果
アクション10

低公害な自動車普及のための低利融資あっせんの実施
ディーゼル貨物自動車から、ガソリン車など、より低公害な自動車へ買い替えるための低金利融資あっせんを実施するとともに、ハイブリッド乗用車を購入する都民の方へ、購入資金の低利融資のあっせんも開始しました。

  • 低利な融資・補助金等のご案内

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※この情報は、東京都がディーゼル車規制を導入するまでの一連の経緯などをまとめたものの一部です。
現在の規制内容などは環境局自動車公害対策部にお問い合わせください。

お問い合わせ

このページの担当は東京都環境局です。


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