食品ロスを減らすための取組

更新日

都民の取組

都民の方が行いやすい取組

 東京都では、平成26年に インターネット都政モニターアンケート(外部サイト) を行い、都民の方が行っている食品廃棄物削減のための取組を調査しました。その結果は下図のとおりです。
 多くの方が、食材の量や消費期限などを確認し、買いすぎない・作りすぎないなどの取組を行っています。ここに挙げたほか、すぐ使う食材であれば買い物時に手前に陳列されているものから選ぶなど、簡単な取組から食品廃棄物を減らしていきましょう。

現在行っている食品廃棄物削減のための取組

賞味期限と消費期限の違い

 全ての加工食品には、「消費期限」か「賞味期限」の期限表示が記載されていますが、その違いをご存じですか。
 「消費期限」は品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」のため、それを過ぎたものは食べないほうが安全です。
 「賞味期限」は、長期間保存ができる食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、それを過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限を過ぎた食品については、見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。

賞味期限と消費期限の違い

事業者の取組

3分の1ルール等の見直し

 農林水産省が中心となり、平成24年度から、個別企業では解決が難しい過剰在庫や返品等に起因する食品ロス等をフードチェーン全体で解決していくため、製造業・卸売業・小売業が連携して商慣習の見直しに取り組んでいます。
 特に製造日から賞味期限までの期間を概ね3等分して納品期限及び販売期限を設定する3分の1ルールは、食品ロス発生の要因とされています。そこで、実証事業を実施し、納品期限を賞味期限の2分の1に見直した場合の返品や食品ロス削減効果等を検証しています。

3分の1ルール

このほか、賞味期限の見直しなどにも取り組んでいます。
 詳しくは、 (公財)流通経済研究所ホームページ(外部サイト) をご覧ください。

食品リサイクルの推進

 食品廃棄物、特に食品ロスは発生抑制するのが第一ですが、やむを得ず発生した食品廃棄物は廃棄(焼却)するのではなく、飼料化、肥料化、メタン化等のリサイクルすることが大切です。東京都は、 スーパーエコタウン事業 の中でも食品リサイクル施設を整備しています。 また、食品関連事業者で発生した食品廃棄物を飼料化・肥料化し、作られた飼料・肥料を用いて生産された肉や野菜を販売提供する、食品リサイクルループ(再生利用事業計画)を構築する取組が進んでいます。
 国に登録された食品リサイクル事業者の一覧や食品リサイクルループの認定例については、 農林水産省ホームページ(外部サイト) をご覧ください。

記事ID:021-001-20231206-008561