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更新日:2018年2月9日
建材用断熱材は広く使われています
建材用断熱材は、厳しい温度管理が求められる冷蔵倉庫だけでなく、居住環境の向上を目的として、マンションなどの建築物にも広く使われています。
建材用断熱材のうち、硬質ポリウレタンフォームや押出法ポリスチレンフォーム(2007年よりノンフロン化)などの発泡プラスチック系断熱材には、製造工程において、発泡剤としてフロン類が使われていました。
硬質ポリウレタンフォーム(ボード品)
大きなブロックから所定の寸法に切り出した成型品
硬質ポリウレタンフォーム(吹付け)
対象物に直接吹付けて発泡
資料:日本ウレタン工業協会パンフレット
特に断熱効果を高める必要がある冷凍冷蔵倉庫などでは、天井をはじめとして横壁、仕切り壁、床にいたるまで全面が断熱材に覆われています。これらの断熱材には、発泡剤として多くのフロン 類が使われています。
建材用断熱材に使用されている発泡剤の推移
なお、発泡プラスチック系断熱材には、ビーズ法ポリスチレンフォームのようにフロン類が使用されていないものもあります。
建材用断熱材の種類とフロン類の使用の有無
建材用断熱材のノンフロン化
建材用断熱材については、関係業界では自主行動計画を定めるなど、ノンフロン化の普及に取り組んでおり、着実に進展しています。
ノンフロン化を更に普及拡大していくことで、将来的な建材用断熱材フロンの市中ストック量は減少していくと考えられます。
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