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住友林業株式会社(地域性種苗に関する取組)

タブノキを対象とした種子源調査

 東京都環境局は、平成24年5月に策定した「緑施策の新展開」に基づき、在来種選定ガイドラインの策定や、江戸のみどり復活事業といった事業を実施しており、在来種を用いた緑化を推進しています。「在来種選定ガイドライン」では、在来種による緑化を行う場合、周辺生態系への遺伝子攪乱を防ぐため、緑化しようとする対象地周辺の自然分布個体から採取・育成した種・苗を植栽することが望ましいとされています。こうした種・苗を地域性種苗と呼んでいますが、地域性種苗は現在流通経路が確立されていないため、積極的な活用が難しいことが課題です。その課題を解決するための第一歩として、まずは地域性種苗の親木となる、自然分布個体を探す必要があります。
 しかし、古くから人間活動が盛んであった都内では、一見自然分布個体のように見えても、かつて人間により遠方から運ばれた可能性もあるため、自然分布個体がどうかを判断するためには、その個体が持つDNA情報を鑑定する必要があります。
 そこで東京都環境局は、住友林業株式会社及び東北大学と連携し、都内に生育する、緑化樹として活用されることもあるタブノキ16個体を対象に、DNA情報を調べ、複数の解析手法を平行して行い、自然分布個体かどうかを鑑定しました。

タブノキ

PCA


 結果、いずれの解析手法を用いた場合であっても、調査対象とした個体はすべて自然分布個体特有のDNAを持っていることがわかりました。すなわち、調査対象の個体は、地域性に配慮した種苗を生産するにあたっての親木候補として活用できると考えられます。
なお、調査対象とした個体のうち、浜離宮に生育する個体も、自然分布個体と同じDNAを有していました。浜離宮は江戸時代に造成された場所ではありますが、自然分布個体のDNAを有していることから、当時植栽された種苗は近傍から移植されたものか、近傍からの実生木であると考えられます。
本調査結果は、地域性に配慮した在来種緑化の実施にあたっての基礎資料として活用されます。詳細な調査手法、解析結果については、ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。別紙資料(PDF:451KB)を参照してください。

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このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園担当です。

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