22 碧山森緑地保全地域

更新日

指定データ

指定年月日 平成5年3月5日指定
位置 西東京市の西部に位置する中町三丁目の地区
面積 12,981平方メートル

自然の概要

西東京市の西部に位置し、市道452号に面した平坦な雑木林と、これに隣接する農地からなる区域である。主要な樹林はコナラ、クヌギの雑木林で、その落ち葉等は農地の肥料として利用されている。林内がやや暗いことと、以前から市民に開放されて踏みつけられてきたため、植生は貧弱である。

保全の方針

基本的に明るい雑木林と農地が一体となった景観を保全する。 そのため可能なかぎり農地は現在の経営管理状態を継続するものとするが、公有化の後は雑木林に移行させる。

指定時の植生

番号 植生名 現況
19 コナラ-クヌギ群落 樹林の全域が、クヌギ-コナラを主体とする雑木林である。
高木層は、高さ16~20mでコナラが優占し、ついでクヌギが目立つほか、エゴノキ、ケヤキ、イヌシデ等が見られる。亜高木層は高さ9~10mで、エゴノキ、クヌギ等が見られる。低木層は高さ4m、マユミ、ムラサキシキブ等が見られる。草本層は高さ0.4m、アズマネザサが優占し、チヂミザサ、ミズヒキ等が見られる。
以前から市民に開放されて踏みつけられてきたため、土壌が固くなり、裸地化した部分もある。
35 耕作畑雑草群落 現在耕作中の農地である。
39 耕作放棄畑雑草群落 区域の西北部に小面積見られる。
草本層の高さは0.6m、メヒシバが優占し、チヂミザサ、オオアレチノギクやクヌギ等が見られる。被度は小さい。

その他

西東京木の子の会が保全活動を行っている。
植生調査、枯損木伐採など。

記事ID:021-001-20231206-009181