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更新日:2018年2月9日
ヒートアイランド現象とは、郊外に比べ、都市部ほど気温が高くなる現象のことです。
東京では、過去100年間の間に、約3℃気温が上昇しました。中小規模の都市の平均気温上昇が約1℃であるのに比べて、大きな上昇です。これは、地球温暖化の影響もありますが、ヒートアイランド現象による影響も大きく現われています。
気温の上昇
東京では、過去100年間の間に、約3℃気温が上昇
熱帯夜の増加
熱帯夜(日最低気温が25℃より下がらない日)の日数も、過去40年間で約2倍
緑地や水面の減少 |
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都心部では、畑や田んぼなどの緑地が減少し、都内を流れていた河川なども埋め立てられたり、覆いをかぶせられ地中化されたりしました。 緑は、水を吸収し、晴れて気温が高くなると、地面や空気の熱を奪って蒸発します。また、河川の水も蒸発する際に、空気の熱を奪います。 このように、緑地や水面が減ってしまうと、地面や空気の熱が奪われずに、熱がこもったままになってしまいます。 |
アスファルトやコンクリートに覆われた地面の増大 |
都心部の地面のほとんどは、アスファルトの道路や、コンクリートでできた建物に覆われています。これらアスファルトやコンクリートは熱をため込 み、なかなか冷めません。真夏に、アスファルトの道路を触って、やけどをしそうになるくらい熱くなっているのを体験した人も多いと思います。 |
自動車や建物などから出される熱(排熱)の増大 |
自動車からの排気やエアコンの室外機から出される空気は、夏場はとても近くには立っていられないほど熱くなっています。都内を走行する自動車や家庭やオフィスで使用されるエアコンの台数は増え続け、東京の夏はますます暑くなっています。 |
ビルの密集による風通しの悪化 |
ビルなどの建物が密集すると、風の道がさえぎられ、風通りが悪くなり、熱がこもったままになってしまいます。同じ気温でも、風があると体感温度はぐっと涼しくなります。 |
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このページの担当は気候変動対策部 計画課です。
