山のふるさと村
山のふるさと村は、都民に健全なレクリエーションの場を提供するとともに、地域の優れた自然環境を保全するために整備された、自然公園施設です。三頭山の山麓にあるサイグチ沢の清らかな水が奥多摩湖に流れるこの地には、かつて国指定重要無形民俗文化財の鹿島踊りが伝わる、日指・南・岫沢の3集落がありました。この公園の施設は、かつての山村を思い起こす姿に整備されています。
施設情報
- 所在地
奥多摩町川野1740 - 供用開始日
平成2年10月31日 - 供用面積
302,308.57平方メートル
山のふるさと村マップ
アクセスマップ
山のふるさと村マップ
ネイチャートレイル
公園の周辺および区域内には、遊歩道(ネイチャートレイル)が整備されています。浮き橋から公園までの湖沿いを歩く湖畔の道や、 尾根沿いの自然に触れる道などがあります。どのコースも奥多摩の様々な自然を楽しみながら歩くことができます。
ネイチャートレイル
ネイチャートレイルI(距離:約1.1km 所要時間:約40分)
湖畔広場を抜けて湖沿いの道を進み、岬を回って尾根の道を巡るコースです。1周の間に様々な自然の様子を楽しむことができます。 静かに歩けば目の前を野鳥やリスが横切ることもありますよ!
ネイチャートレイルII(距離:約1.4km 所要時間:約45分)
クラフトセンターの脇から尾根に上がり、アカマツ広場・日指しの森を通り、キャンプ場を抜けるコースです。丸い穴のあいたクルミや、芯だけになったマツボックリが落ちています。誰の仕業なのか推理してみると楽しいですよ!
ネイチャートレイルIII(距離:約3km 所要時間:約90分)
旧加茂神社を通って川に掛かる木の橋を渡り、ワサビ田や炭焼窯を見ながら奥多摩周遊道路を抜けて尾根沿いに下るコースです。 道の脇にはワサビ田や炭焼窯の跡などが残り、かつての生活の名残を感じさせてくれます。
杣(そま)の小道(距離:約700m 所要時間:約20分)
宿泊者用の駐車場からログキャビンへの道として整備された遊歩道です。山野草の種類が多く、コナラやクリなどの自然林も多いため、ゆっくり時間を掛けて歩いてみてください。
湖畔の小道(距離:約2km 所要時間:約40分)
歩くたびにゆらゆら揺れる浮き橋から山のふるさと村まで湖沿いの平坦な道を歩くコースです。
見どころ情報
標高550mから680mに位置し、コナラやクリを中心とした林のほか、かつて存在した集落の跡、湖や沢、谷や尾根など多様な自然が手軽に楽しめます。
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
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花・紅葉 |
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林床に開花する、夏から初秋の花(フシグロセンノウやアキノキリンソウ) | 林内に様々な秋の山野草が開花する。紅葉は例年11月初旬が見頃。 | 寒桜が見頃 |
生き物 | 5月以降は野鳥のさえずりが素晴らしい(オオルリ・クロツグミ・キビタキなど) | 里山から深山にかけて生息する昆虫(セミ10種類、クワガタやカミキリの仲間) |
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バードウォッチングには最適(オシドリ・ヤマセミ・クマタカなど) |
イベント | 春まつり ゴールデンウィークに実施。奥多摩物産展やネイチャーショップ、特別催事などが行われる。 |
夏まつり 8月上旬に実施。園内の沢でマスのつかみ取りなどが行われる。 |
秋まつり 11月上旬に実施。奥多摩物産展やネイチャーショップ、特別催事などが行われる。 |
公園案内
- 開園時間
通年開園。夜間は奥多摩周遊道路が通行止めになるため、車による来園はできません。 - 休園日
年中無休。キャンプ場、ケビン、ビジターセンターは、年末年始(12月29日から1月3日)はお休みです。 - 入園料
無料です。 - 交通のご案内
電車でお越しの場合、JR青梅線「奥多摩」駅からバスに乗り「小河内神社前」バス停で下車。浮橋を渡り、奥多摩湖沿いの遊歩道「湖畔の小道」を歩いて40分。
車でお越しの場合、中央自動車道八王子ICから奥多摩湖方面へ1時間50分。 - 無料送迎バス
「山せみ号」があります。24人乗り(団体10人以上優先)で、事前の予約が必要です。 - 駐車場
132台(うち大型バス5台)
問い合わせ先
- ビジターセンター
電話:0428-86-2551 - キャンプ場サービスセンター
電話:0428-86-2324 - クラフトセンター
電話:0428-86-2556
お問い合わせ
このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。